社員の成長に欠かせない5つの基本スタイル
社員が思うように成長してくれない。
将来を期待しているのに、任せたい業務を安心して任せられない。
そんな悩みを抱える上司は少なくありません。
社員育成は「経験を積ませれば勝手に成長する」というものではなく、正しい関わり方・正しいスタイルが必要です。誤った方法で経験を積ませると、成長スピードが落ちたり、ネガティブな姿勢を持つ社員を生み出してしまうこともあります。
この記事では、社員が自然と成長し、主体的に動けるようになるための 5つの基本スタイル を紹介します。

1.社員に興味を持って接すること
社員育成の第一歩は「興味を持つこと」です。
上司が社員に興味を持ち、日頃から声をかけることで、社員は
「自分は見てもらえている」「認められている」
という安心感を得ます。
この安心感が、信頼関係の土台になります。
● 日常でできる声掛けの例
- 「この資料よくできているね。苦労したでしょ、ありがとう」
- 「最近よく挨拶してくれるね。あなたのおかげで職場が明るいよ」
- 「元気がないように見えるけど、何かあったら話してね」
ポイントは、
相手の良いところを見つけて、さりげなく伝えること。
ネガティブな内容でも、ポジティブに変換して伝えることで、社員はあなたを「味方」と認識し、心を開いてくれます。
2.傾聴の姿勢に徹すること
信頼関係を深めるために欠かせないのが「傾聴」です。
傾聴とは、ただ話を聞くのではなく、
相手の気持ちに寄り添いながら理解しようとする姿勢 のことです。
● 傾聴のポイント
- 質問しながら社員にたくさん話してもらう
- 否定せず、相槌や復唱で受け止める
- 感情に寄り添い、共感を示す
人は「理解されている」と感じると、本音を話すようになります。
その本音の中に、社員が抱える不安や課題が隠れています。
それを一緒に整理し、成功プランを考えることで、
社員は自分で考え、行動し、成長するようになります。

3.自分事として考える習慣作りをサポートする
「自分の仕事じゃない」と線を引いてしまう社員は少なくありません。
しかし、問題を目の前にして何もせずに通り過ぎるのではなく、
自分にできることは何かを考える習慣 を身につけると、成長スピードは一気に上がります。
● 自分事として考えるとは?
「自分が責任を負う立場だと認識し、主体的に行動すること」
● 習慣化のためのステップ
- 業務の“最終形(あるべき姿)”を社員自身に言語化させる
- 最終形に向けたプランを自分で考えさせる
- 途中経過を確認し、必要に応じて軌道修正を促す
小さな成功体験を積ませることで、
責任感(=自分事)が自然と育ちます。
ミスがあっても責めず、
「成長のための課題が見つかったね」
と前向きに伝えることで、挑戦する姿勢が育ちます。
4.向上心を持つことを意識させる
どんな業務でも、向上心がなければ成長は止まります。
向上心がある社員は、同じ業務でも
「どうすればもっと良くなるか」
を考えながら取り組みます。
● 例:コピー取りでも成長できる
- コピー機の操作に詳しくなる
- 複合機能(FAX・スキャン)も扱えるようになる
- トラブル対応ができ、周囲から頼られる存在になる
小さな業務でも、向上心を持って取り組むことで、
新しいキャリアの道が開けることもあります。
向上心を持つ社員は、指示がなくても自ら動き、
さらに成長しようとする好循環が生まれます。
5.基礎力を身に付けさせる
どれだけデジタル化が進んでも、最終的には「人と人」です。
社会人としての基礎力は、社員の信頼を高め、
業務を円滑に進めるために欠かせません。
● 社会人の基礎力
- あいさつ
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- 雑談力
これらができる社員は、相手に好印象を与え、
社内外で信頼される存在になります。
新入社員研修でマナーを教えるのは、
基礎力が仕事の質を左右するから です。
まとめ
社員育成の本質は、
「社員一人ひとりに興味を持ち、信頼関係を築き、主体性を育てること」
にあります。
- 興味を持って接する
- 傾聴する
- 自分事として考えさせる
- 向上心を意識させる
- 基礎力を身につけさせる
この5つを習慣化することで、
社員は自ら成長し、組織全体の力も大きく向上します。
明日から、ぜひ職場で実践してみてください。


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